零戦燃ゆ 全6巻 柳田邦男 文春文庫 太平洋戦争


1 巻

零戦対グラマン。第二次大戦の勝敗を決した大空の対決は、日米両国の技術と国力、価値観の対決であり、今日の日米経済摩擦のひな型とも言えるのであった。日米両国のパイロット、技術者、軍人たちのドラマを軸に、両国での取材と新資料から複眼の視点で書く日米決戦の全体像。全6巻の1は開戦からミッドウェー前夜まで。


2巻

ミッドウェー海戦初期、零戦隊は米新鋭機アベンジャーを叩き、赫赫たる戦果を上げた。だが首脳陣の決断の一瞬の遅れが日本軍に潰滅的打撃をもたらす。敗因分析もろくにしなかった日本軍に対し、米軍は冷静な分析から次なる方針を打ち出し、F6Fの開発、零戦情報の収集を急いだ・・・渾身の大河ノンフィクション全6巻の2


3巻

打倒零戦の秘密兵器F6Fがついに日本軍の前に姿を現わした。レーダーをはじめ最新技術と豊富な物量にものを言わせて襲いかかる米軍に対し、零戦パイロットたちは操縦技術を駆使し知恵をふりしぼって奮闘、白熱の航空戦が中部太平洋で繰り展げられる。大河力作全6巻の3は昭和18年のソロモン航空戦からルオット格闘戦まで。


4巻

零戦とF6Fとの闘いは情報収集の闘いでもあった。専門部隊を設置して組織的に情報を集める米軍。一方海外の技術情報が入ってこなくなった日本は先端技術情報をドイツに求めた。その間にも戦局は展開、「超空の要塞」B29を完成させ一気にマリアナを狙う米軍に対し、連合艦隊は総力をあげて「あ」号作戦に賭ける。力作全6巻の4


5巻

「あ」号作戦が失敗し、マリアナ沖海戦に敗れる日本は、サイパン島を放棄。台湾沖航空戦では戦果を誤認し、多くの零戦やパイロットを失いながら、米海軍に打撃を与えることはできなかった。そんな状況のなかフィリピン沖海戦を迎え、零戦を使った体当り爆撃の神風特攻隊が編制される。日米決戦を描いた渾身の力作全6巻の5。


6巻

フィリピン沖海戦で潰滅的な損害を受けた日本は、零戦による特攻隊で反撃に出る。B29の本土空襲が始まり、三菱・中島の工場が大地震で崩壊。零戦の後継機「烈風」やロケット戦闘機「秋水」の開発も遅れる中、紫電改隊が獅子奮迅の活躍を見せるのだが。零戦を軸に日米の戦い方とその根本思想を鋭く分析した力作長編全六巻完結。