創価学会 公明党の研究 坂本守 現代評論社


燗熟そして模索までの三十年

新興宗教勃興期を見送った戸田城聖の野心
高度経済成長期と折伏大行進
「九〇%が中産階級意識」の時代と政治進出
訪れた燗熟、そして模索が始まる

異端の極点から覇権に挑戦

戸田城聖の挑戦と狂信の境地からの運動
戸田、池田と二代にわたる組織能力とその実態
運命を賭けた小樽問答と政治への開眼
青年部「水滸会」と学会版「わが闘争」の論理

時代の反逆者から正統への試行

池田大作の選挙違反と市民権獲得への出発
近道に選んだ選挙戦出馬と宗団の結束
三百五十五億円正本堂募金の実力と自信
三代にわたるカリスマ的権威の確立

学会コンツェルンと官僚の役割

池田の「弟子分帖」に集う若き侍たち
「民音」結成から大衆文化の興業化
総合雑誌「潮」の発行と論壇知識人攻勢
揺り籠から墓場までの多角経営

一流指向と顕在化する諸矛盾

国立戒論壇か公明党か、二者択一の動揺
妙信講の挑む宗教論争と亀裂の生じた一枚岩
出版妨害事件で暴露された「体質と常識」
守勢に回った「供創十年協定」とその挫折

王仏冥合に決別する公明党

「舎衛の三億」をめぐる分裂の危機
大衆政党への模索と中道路線の仕掛人
安保支持に変節する政綱・政策のドグマ
公明党解党論の大波を学会はどう受けるのか

七百万世帯が望む和解への架橋

第一革命から風化の淵に立つ「妙法の組織」
池田会長は教祖であり大石寺からの独立は宿命
待ち望まれている本来的宗教活動への回帰